株式会社 健康力研究所

「健康なくらしをより長く続けたい」をお手伝いいたします

お問い合わせはe-mailもしくはお問い合わせフォームにてお願いいたします
資料
このエントリーをはてなブックマークに追加
Clip to Evernote

これまで我々が行ってきた研究の一例を下に示します

ある企業における従業員の医療費、罹患疾患数の検討

健康力を高く保つためには、何が必要か?また、急激に進行する高齢化社会において増大する医療費をいかに抑制するかも重要な課題である。これらのことを可能とするために、従業員の人たちの医学に関する知識に焦点を絞り、検討を加えた。その方法として企業において産業医および嘱託医として勤める間、従業員に対して医学に関する様々な試験を行った。①医学の基礎知識 (病気、疾患に関する知識、 様々な検査に関する知識(血液検査、画像検査等) 、②健康保険の成り立ち 、③医療機関にかかる際の費用-点数、④医療にかかわる法律 4項目に関して出題した。その合計点数をもとに3群に分け、高得点群、平均点群、低得点群と分けた場合において、それぞれの従業員にかかった総医療費(5年間)を、それぞれの群において平均値を算出した。その結果、上位2群に比較し低得点群において30%以上の高い医療費がかかることが判明した。と、同時に上位2群に比し低得点群は新たにかかった疾患数が40%以上も多いことも判明した。つまり、上記の知識の欠如は結果的に医療費の高騰、健康力の低下を引き起こすことが示唆された。


教育施行と医療費/疾患罹患数との関係

更に、これらの低得点群の人たちに対して、定期的に講習会等により上記の知識の普及を行った場合において、約15%の医療費の抑制効果、更には新たにかかった疾患数の20%の抑制効果が認められた。つまり、これらの知識の保持が健康力を高めると共に医療費の軽減にもつながることが確認された。